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弊社の第2工場には、樹脂大型筐体の組立工場があります。
例えば、2,000 x 3,500 x 2,200 位が、通常製作されている平均的なサイズですが、これは、1,200 x 2,000 x 2,000 のサイズで作られたものです。
このような樹脂大型筐体の溶接による組立てでは、金属での溶接と同じように、それぞれの部材の接着面をスポット的に数箇所、熱を加え、溶接棒を使わずに溶着の状態で仮止めしてから本溶接します。
大型筐体といえども、完成後の追加溶接ができないほど手が入らない狭い部分もありますので、そのようなことが起こらないよう部材の組立ての順番を間違えないよう溶接するのも一つの技術です。
このような天井部などの溶接では通常の下向き溶接ではなく、ある程度、熟練した技術が必要となる「上向き溶接」をします。
これは、このプラスチック大型筐体の窓枠と引き戸です。
洗浄槽などのタンクには天窓が付いたものが多いですが、このような部分の裏側は溶接しにくい場合がありますので注意が必要です。
これは機械設置部ですが、樹脂筐体加工の場合、板の角取りをしない場合が多いので板厚公差を忘れると内寸法がしっかり決まらず機械が入らないこともあるので、これも要注意です。
この部分は、耐熱PVCが使われていますが、耐熱PVCは溶けにくいので、その溶接には熟練度が必要になります。弊社では、耐熱の部材の溶接には常にベテランの作業者を配置しております。
また、製品完成後の水漏れチェックを厳重に行っております。
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